
薄い軟包装用フィルムでオンデマンドにモックアップ製作
BOPPやPE、PET素材の薄いフィルムを使用した軟包装は、グラビア印刷機を使用して量産印刷されるのが一般的です。一方、グラビア印刷機はデザイン試作などの用途では気軽に使用できるものではないので、UVインクジェットプリンターなどのデジタル印刷機が活用されることが多いです。
ただ、産業用のラージフォーマットプリンターは、粘着塩ビやバナー、ウィンドウフィルム、ポスター紙などに印刷できるように設計されていることが多く、とても薄い軟包装用のフィルムには対応していないことがほとんどです。

ここでは、30μ(ミクロン)までの薄い軟包装用フィルムに直接印刷することができるUVインクジェットプリンターMG-300を使用した、軟包装のモックアップ製作プロセスを紹介します。実際にグラビア印刷などで使用する最終品用のフィルムを使ったモックアップがオンデマンドに製作できるこのソリューションは、短い期間でさまざまなデザインのトライアルを実施するブランドオーナーやモックアップ製作会社、印刷会社に適しています。
ソリューション
UVインクジェットプリンター MG-300+
軟包装フィルム搬送ユニット TB-30 (オプション)
出力ソフトウェア VersaWorks 6 (MG-300に標準付属)
Adobe IllustratorやCorel DRAWなどのデザインソフトウェア
軟包装用フィルム(OPPなど)*
*フィルムには帯電防止処理と、印刷面のコロナ放電処理が推奨されます。
製作プロセス
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STEP1

出力データの準備
デザインデータの白版に専用の特色を設定。
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STEP2

OPPフィルムを
セットTB-30を組みつけたMG-300に、使用する軟包装用のフィルムを設置し、本体設定を行う。
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STEP3

VersaWorks 6
設定デザインデータを読み込み、印刷設定を行い、出力する。
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STEP4

印刷
MG-300で印刷。
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STEP5

製袋
組み立てて完成。













