高級感あふれる箔押しパッケージ試作をオンデマンドで多彩に製作する方法
商品パッケージは、消費者の購買行動や他社製品との差別化、商品のブランディングなどさまざまな面に影響を及ぼします。近年では、化粧品や食品、日用品などのパッケージにおいて、高級感や特別感を演出する箔押しの採用が多く見られ、箔押しパッケージの需要が高まっています。
しかし、従来の箔押しの手法では製版工程が必要であり、多くのコストと時間がかかります。特に、パッケージのデザイン制作においては、短納期で豊富なバリエーションの検討が求められるため、製版工程が必要な従来の手法は、モックアップ製作には向いていません。
そこで、今回の記事では、エンボスなどの特殊印刷をはじめ、多彩な表現力を持つUVインクジェットプリンターMG-300と、オンデマンドで箔プリントが可能なレーザー箔転写プリンターLD-300を使用したモックアップ製作をご紹介します。このデジタルソリューションは、製版工程が不要なため、低コストかつ短納期でバリエーション豊かなパッケージ試作の内製を可能にします。さらに、下地の色変更や箔部分のエンボス加工、テクスチャ表現の追加なども行えますので、印刷会社はもちろん、ブランドオーナーやモックアップ製作会社における高付加価値なパッケージ開発を実現します。
パターン1
パターン2
パターン3
パターン4
パターン5
パターン6
ソリューション構成
製作プロセス
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STEP1
出力データの準備
デザインデータを制作する。
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STEP2
Print&Cut
MG-300で印刷と抜き加工を行いパッケージを製作。
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STEP3
位置合わせ用シートを準備
透明シートやトレーシングペーパーに、箔転写の位置合わせ用のガイドを印刷。
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STEP4
LD-300の準備
Metaza Studioに箔のデザインデータをインポート。位置合わせシートを使用して、レーザーポインターで印刷位置調整を行う。
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STEP5
箔を印刷
LD-300で箔を印刷。
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STEP6
後加工と組み立て
クリースラインを施し、組み上げて完成。