UVインクジェットプリンターで作る3D模型用デカール
飛行機や自動車、建築物などのスケールモデルから、ロボットなどの架空のキャラクターモデルまで。 プラモデルをよりよいデザインに仕上げるために、デカールは欠かせないアイテムです。キットに付属するデカールシートだけではなく、こだわってカスタマイズしたいユーザー向けにカスタム用デカールも販売されています。
UVプリントによる立体的なデカール
一般的な模型用デカールには水転写シートが使われており、主にシルクスクリーン印刷で印刷されています。
一方、UVインクでは鮮やかなフルカラー印刷だけでなく、厚盛りすることで凸凹とした立体感を表現できます。厚盛り印刷とカラー印刷を組み合わせれば、モールドのような立体的な質感や模様など、塗装で表現することが難しいデザインのデカールを製作することが可能です。
このようなUVプリントを駆使した、立体感のあるリアルなデカールを製作するビジネスも存在し、模型ファンの注目を集めています。
ユーザー事例
神は細部に宿る。Max Model社がプラモデル装飾にかける情熱。
https://d-bridge.rolanddg.com/casestudies/the-pursuit-of-accurate-detail-is-the-passion-that-max-model-puts-into-the-decoration-of-vehicle-models/
ソリューション構成
製作プロセス
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STEP1
デザインデータ制作 (カラーとカットライン)
デカールを貼る箇所の寸法に合わせてデザインデータを用意する。 カットラインを追加する。
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STEP2
デザインデータ制作 (厚盛インク用)
厚盛したい部分のデータを用意する。 インクの濃淡で高低差を表現する。
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STEP3
VersaWorks 6 事前設定
デザインデータを読み込み、レイアウトや印刷設定を行う。
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STEP4
プリント&カット
UVインクジェットプリンターでプリント&カットする。